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日商簿記が変わる?出題範囲の変更と勉強法について考察!(平成28年~)

 
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どうも、watawataです。

 

日商簿記が、平成28年から大きく変わっていくことを知っていますか?

どんなところが変わるのか、そしてどう勉強すればいいのか、まとめてみました。

 

その前に、そもそも「日商簿記」って何?と思った人は、こちらの記事をご覧下さい。

参考:日商簿記とは?就活に役立つ資格No.1なのに合格しにくい?

 

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とっても気になる!出題範囲変更とは?

 

平成27年4月から発表されていた?平成28年度から3年かけて少しずつ変更される?

 

平成27年4月1日付で、以下のように発表されています。

日本商工会議所では、簿記検定試験の出題の基礎的な指針として、「商工会議所簿記検定試験出題区分表」(以下「区分表」と略す)を制定し、会計諸基準の設定・改訂および関係法令の制定・改正等を踏まえた改定を適宜行ってきました。
この度の平成28年度以降に向けた改定では、企業会計に関連する諸制度の変更に的確に対応するのに加え、一般的な企業における近年のビジネススタイルや会計実務の動向を踏まえ、検定試験がより実際の企業活動や会計実務に即した実践的なものとなるよう区分表を見直し、出題項目の一部修正または追加等を行いました(「工業簿記・原価計算」の改定はありません)。

引用:平成28年度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等について

 

このことを知らずに勉強している人もいるかもしれませんが、平成28年から少しずつ変えますよ!ってあるんです。

しっかりチェックしなければいけません。

なお、平成27年度に適用される区分表に改定事項はありませんが、上記の平成28年度以降に向けた改定に伴い、平成27年度の簿記検定試験においては、(平成27年度から平成28年度にかけて継続的に学習する受験者等を考慮し)平成28年度以降も引き続き当該級の範囲となっている内容を中心に出題することといたします。

引用:平成28年度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等について

平成27年度試験は現時点で終わっていますが、平成28年度以降も引き続き当該級の範囲となっている内容を中心に出題だったんですね。

除外項目を勉強していた人は、時間の無駄をしていたかもしれません。

まあ、中心にとあるんで、そこから出ても文句は言えませんが…

 

 

平成28年度の変更点

 

ここまで読んできた人が一番気になるであろう、平成28年度の変更。

結局、どこが変更になるの?って話です。

 

各級変更はありますが、主に変更されるのは、2級になります!

 

 3級の変更点

【5伝票制の廃止】

3伝票制(入金、出金、振替)と5伝票制(入金、出金、振替、仕入、売上)の両方

3伝票制のみ

「実務上、5伝票制はほとんど採用されていないから」とのことです。

 

【伝票の集計(+・管理)】

伝票の起票(3級)、伝票の集計(2級)

伝票の集計・管理

「伝票に起票した後、伝票から得意先元帳や仕入先元帳に転記(集計・管理)するというトータルな伝票の理解が必要だから」とのことです。

 

【売買目的有価証券⇒有価証券】

「売買目的有価証券」の売買取引、期末の評価処理

⇒「売買目的有価証券」を「有価証券」と改め、売買取引のみ

「3級は個人企業を主に想定しており、売買目的有価証券を保有することが極めて稀だから」とのことです。

 

2級の変更点

 

今後、作成予定!

 

 

1級の変更点

 

今後、作成予定!

 

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出題範囲の変更で考えられる、効率的な勉強法(2パターン)

 

出題範囲の変更により、大きく分けて2通りが考えられます。

①今まで出題範囲に入っていた項目(論点)がなくなる!

②今まで出題範囲に入っていなかった項目(論点)が入ってくる!

 

①今まで出題範囲に入っていた項目(論点)がなくなる!

 

出題されなくなる項目の問題(過去問)は、解かなくても大丈夫です。

過去問を解いている人もこの項目は出題範囲なのかどうかをチェックし、取捨選択し、効率良く学習しましょう。

 

②今まで出題範囲に入っていなかった項目(論点)が入ってくる!

 

今まで出題されたことがないものなので、基本的に過去問はありません

(ただし、上級で出題されていた項目であれば、上級の過去問はあると思います)

見覚えがない項目の場合、それを見ただけで「???」思考停止になる可能性があるので、

分からない項目は一体どんなものか検索して、ざっくりその内容を知っておく方が良いと思います。

そして、今まで出ていなかった項目が出てくるというのは、「この項目は大事」と認められたようなもの!

過去問がないからと後回しにせず、積極的に調べましょう。

 

予備校の直前模試を受験するのも一つの手です。

予備校も新しく入る項目(論点)が出やすいことをよく知っているので、直前模試に本試験の類似問題が出る可能性は十分にあります

 

 

 

まとめ

 

ここまで、日商簿記の出題範囲が変わることはなかったと思います。

平成28年から3年間をかけて、出題範囲が変わっていきます。

これから勉強していく人はもちろん、以前から勉強していた人も注意して、勉強する必要があります。

「より実務に使えるように」という趣旨での出題範囲の変更。

マイナス面ばかりを意識せず、「重要なところを教えてくれた」とプラスにとらえて、ぜひ頑張って欲しいです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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