日商簿記とは?就活に役立つ資格No.1なのに合格しにくい?
どうもwatawataです。
「簿記検定」って聞いたことないですか?
資格を持っていると「就活に役立つ」と聞いたことがある人もいるではないでしょうか?
ただ、簿記検定といっても2種類あることをご存知ですか?
そもそも、「日商簿記とは?」といった初歩的なところから、まとめてみました。
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目次
日商簿記検定とは?
日商簿記と全商簿記の違い
◎日商簿記
日商簿記検定とは、商工会議所法(昭和28年法律第143号)第9条第9号の規定に基づき日本商工会議所および各地商工会議所が実施する検定試験(商工会議所検定試験)のうち、簿記に関する技能を検定するものを指す。正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」である。
種類は、1級、2級、3級、4級があり、年3回(1級は2回)試験日が設定してあります。
合格基準は、どの級も70%以上。
◎全商簿記
全商簿記検定とは、公益財団法人「全国商業高等学校協会」が主催する簿記検定で正式名称は「簿記実務検定試験」といいます。
全商は、商業高等学校協会が主催しているため、
商業高校の生徒が「自分の実力を確認するため」という意味合いが強いです。
合格基準は、どの級も70%以上。
もちろん、全商は商業高校生に限らず一般の人も受験できますが、
同じ簿記検定を受けるというのであれば、断然『日商簿記検定』をおすすめします!
なぜなら、知名度も去ることながら、簿記(会計の基本的な流れや仕組み)を理解することができ、就活に役立つからです。
日商簿記は就活に役立つ?
日商簿記は、就活に役立つといわれています。
あるアンケートでこのように出ています。
企業の求める資格トップ3は、日商簿記2級、1級建築士、宅建
もちろん、履歴書に堂々と書くことができます。
日商簿記の資格を持っているだけで、会計の基本(簿記)が分かっていると認められるのです。
(資格を持っているから、実務がすぐできるわけではありませんが、あくまで考え方や基本が分かっているはず)
気になる試験開催日は?
1年に3回、試験開催日が設定してあります。
◎6月第2日曜日(1級~4級)…2016年6月12日(日)
◎11月第3日曜日(1級~4級)…2016年11月20日(日)
◎2月第4日曜日(2~4級)…2016年2月26日(日)
2月だけ、1級がありませんので要注意!
検定試験の申込、受験地は日本各地の最寄りの商工会議所のHPで確認を!
申込は、試験日の大体1か月前に締め切られるので、受験を考えている人は申し込みをお忘れなく!!
就活(2017年新卒)の履歴書に書くというならば、6月第2日曜の試験がギリギリ間に合うかどうかです。
合格発表は、他の資格試験と比べて早く、試験日の8日目以降(1級は約2か月後)に行われます。
しかし、6月から採用試験が開始されるため、それと並行して簿記の勉強をするのは難しいかもしれません。
また、商工会議所以外にも首都圏や大都市圏では、予備校や高校が受験地になることもあります。
試験開催日は決まっていますが、申込期間は各々の商工会議所が設定するので申込漏れがないように気を付けましょう。
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日商簿記の難易度は?
3級の合格率は?
合格基準は7割。
実際の合格率は、どれくらいなのでしょうか?
回 | 合 格 率 |
141(H27.11.15) | 26.1% |
140(H27.6.14) | 52.7% |
139(H27.2.22) | 54.1% |
138(H26.11.16) | 38.5% |
137(H26.6.8) | 48.0% |
136(H26.2.23) | 40.9% |
出典:http://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data
このように日商簿記のHPには、合格率が丁寧に書いてあります。
これは、実に分かりやすく、親切丁寧です。
合格率は、大体40~50%で推移していますが、直近の第141回だけ26.1%と異様に低い数字になっています。
2級の合格率は?
3級に引き続き、2級も見ていきましょう。
回 | 合 格 率 |
141(H27.11.15) | 11.8% |
140(H27.6.14) | 34.5% |
139(H27.2.22) | 21.8% |
138(H26.11.16) | 26.4% |
137(H26.6.8) | 34.6% |
136(H26.2.23) | 41.6% |
出典:http://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data
合格率は、大体20~40%で推移していますが、直近の第141回だけ11.8%と異様に低い数字になっています。
3級も異様に低い数字でしたよね?
難しかったのでしょうか?
簿記検定は、前回落ちた人がリベンジする、試しに受けてみる等、いろいろな受験者がいます。
各回でそれらの割合は分かりませんが、そんなに大差はないはずです。
ということは、問題自体が難しかった可能性が大と考えます。
まとめ
いくら難しくても、いくら平均点が低くても、合格基準は70%で変わらないため、合格率はアップダウンします!
問題は毎回変わるので、回によって、当たり・はずれがあるといってもいいのかもしれません。
日商簿記を受験したことがある自分も感じたことはあります!
前回は合格率が低かったから、今回は簡単な問題だからと安易に考えず、コツコツ勉強する必要があるということですね。
それで、当日受けてみて「簡単だったらラッキー」と思うぐらいで良いと思います。
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これから日商簿記を受ける人はこちらの記事もぜひご覧下さい。
参考:日商簿記が変わる?出題範囲の変更と勉強法について考察!(平成28年~)
最後までお読みいただき、ありがとうございます。